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ナビゲーター プレミアムカーナビゲーション 日本版???

2006年08月27日

みなさんこんにちは。 今回はカーナビゲーションの取り付けについて
書いてみようと思います。 

数年前まで何の魅力もなかった純正オーディオも、ここ最近ではボー
ズだのマークレビンソンだのマッキントッシュなどなど・・・と、かなり魅
力的なものになってきていますね。 ところがこのプレミアムな純正オ
ーディオもほとんどの場合、ヘッドユニット、パワーアンプ、センタースピ
ーカー、サブウーハーなどシステム丸ごとメーカーが車種別に専用設
計してしまう為、互換性がなく、ヘッドユニットを交換した時やカーナビ
に交換した時にプレミアムな音質や機能がそのままというわけにはな
かなかいかないのです。

今回の2003年モデルのナビゲーターも例外ではなく、ただヘッドユニ
ットを交換しただけではリアの純正サブウーハーが鳴らなくなり、何とも
迫力のない音になってしまうので、車両側の配線に手を加えヘッドユニ
ットのサブウーハー出力につないで純正のパワーアンプを使い、純正ウ
ーハーを鳴らします。 で、CDを入れて音をチェックしていつもはここで
終わりなのですが、今回取り付けたカーナビゲーションにはサブウーハ
ー出力用のローパス機能がついているのですが、それがいまいちアマ
くてボーカルやスネアドラムの音までウーハーが頑張って再生してしま
い非常に聞きづらいオーディオシステムになってしまいました。(これは
ヘッドユニット側の問題ですが・・・)

このままでは今までの苦労もリアのサブウーハーも台無しなので、ホー
ムオーディオ用のコイルを使ってローパスフィルターを作ります。


さっそくサブウーハー周辺の内張りをはがします。写
真中央の灰色の丸がウーハー、その上の銀色の箱
がウーハー用の純正パワーアンプです。 写真では
見づらいですが2本で鳴るはずの配線が4本もウーハ
ーボックスに入ってます。僕も初めて4本配線を見た
時はこの時点でかなり考え込みました。


ボックスからウーハーを外した図です。 4本配線の
理由は、なんとデュアルボイスコイルだからです。 
純正でアルパイン製のデュアルボイスコイルのウー
ハーがついてます。 さすがリンカーンブランドです
ね。 こだわってます。 アメリカ人がジャズやブル
ースを聴いている時に、ちょんまげだった日本人に
は出来ない発想かもしれません。 でも技術はアル
プス電気。 複雑です・・・。


これが今回使用するホームオーディオ用のコイルです。
このコイルを使うことで計算上106Hzから上の音域を
カット出来ます。 計算はややこしいですが、原理は簡
単。 このグルグル巻きを通る間に106Hzから上の音
域がやせ細ってしまい、106Hzから下の超低音だけ
素通りできる仕組みです。 デュアルボイスコイルなの
でそれぞれのボイスコイルに1つずつ使います。



コイルをしっかりと固定し、配線が終わった図です。
後は内張りを組んで終わりです。これでバッチリ気持
ち良く迫力のサウンドが楽しめます。



と、こんな感じで少し手を加えるだけでカーナビの便利さと快適な音楽を
手に入れる事が出来る訳です。 また、写真には写っていませんが純正
ステアリングのリモコンも使える様にしてあるので、ステアリングを握った
ままボリュームの調整、オーディオソースの切り替えなどが出来ます。

やっぱりせっかくの高級車の機能ですもんね。 貧乏性の僕には、カーナ
ビを付けただけであれこれ使えなくなってはもったいない気がします。 み
なさんはあきらめてしまっていませんか? 他の車種も相談に乗りますよ。
もちろんアメリカ車ですが・・・。

                       ノースパインツリー メカニック  出雲

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