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95y アストロ 点検

2007年03月09日


関東の方から個人売買でアストロを購入された関西のお客様が、近くでメンテナンスするショップを探しているということで、僕も入っているクラブチームのつながりで、今回点検で入庫することになりました。

早速、徹底的に点検します。前オーナーもメンテナンスはしていたようですが、細かい所まで点検し、あがってきた項目は14項目以上。(2年に一度の車検を安いだけのユーザー車検にまかせ、基本的な点検をしていない場合、年式を考えるとまあこんなもんです。)
予算的、期間的な問題で数回に分けて重要な部分から整備する事にしました。

まずはリアのホイールシリンダーとブレーキライニング交換。 ホイールシリンダーからはブレーキフルードが漏れています。この状態ではリアブレーキは全く効きません。シリンダー側の磨耗もある為オーバーホールせずにアッセンブリーで交換します。また、ブレーキライニング自体もクラック(割れ)がはいっており、非常に危険な状態でした。直接命に関わるブレーキですから、一番に整備しましょう。

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次は、エアコン。コンプレッサーからすごい異音がしていました。コンプレッサーはエアコンガスと共にエアコン全体を潤滑する為のオイルが漏れたり、クラッチに異常があると異音がします。もちろんエアコンの効きも悪くなりますし、万が一焼きついてしまうと突然エンジンが止まり再始動出来なくなってしまうので皆さんも大きな音がする場合は早めに交換しましょう。

コンプレッサーを外してプーリーを手で回してみるだけでも何か引っかかっているような感触がありました。写真はコンプレッサーの上部ですが、下部は全面オイルでベットリです。また、写真はありませんが、エアコンオリフィスも鉄粉がつまり、アミも破れていたので新品に交換します。エアコン配管の清掃後オイルを規定量入れ、コンプレッサー、オリフィスを組み、専用のポンプでエアコンラインを真空にして一晩置き、翌朝真空を保っているのを確認した後エアコンガスを真空引きします。
ついでにひび割れまくったベルトも換えてしまいます。

たかがベルトですが、ベルトも切れてしまうとパワステ、ブレーキが効かなくなり危険ですし、バッテリーの充電がなくなり次第走行不能になるので一緒に交換しましょう。
また、元の色が分からない位汚れていたラジエタークーラントもドレンコック、エンジンブロックの両方から抜いて交換します。

そしてびっくりしたのがリアのショック!これには僕もショック!!

リアのショックが逆さまについていました。それも2本とも!これも戻しましょう。

今回は
・A/Cコンプレッサー交換
・ベルト交換
・リアホイールシリンダー交換
・リアブレーキライニング交換
・ラジエタークーラント交換
・リアショックひっくり返し
の6項目を行いました。
またこれから整備していき、アストロライフを長く楽しみましょう。

兵庫県西宮市 アメ車専門店 ノースパインツリー星野
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