皆さんこんにちは。今回はクライスラー300CのATF漏れ修理です。早速リフトで上げて漏れ箇所を点検します。やっぱりいつものハーネスのソケット部分から漏れています。この部品はメーカーから対策品が出てるので対策品に交換します。写真で赤く見えるのがATFです。ハーネスを保護しているテープも漏れたATFのせいでボロボロ、しかもお客様自身が漏れ止めに挑戦されたのかソケットの周りはシーラーでベッタリ。このままではソケットすら外れませんし、ソケットの中には細かい銅の端子がたくさんあり、無理な力がかけられない為、ソケットが軽い力で外れる様にシーラーをはがしてから丁寧にソケットを外します。写真左が外した古いソケット。 右が対策品のソケットです。写真では分かりませんが、対策品は一回り大きくなってます。ATFを抜いたついでにフィルターとオイルパンのガスケットを新品に交換した後ソケットを交換します。 この時点でボロボロになったハーネステープも綺麗な新品テープで巻き直してあります。ATFはメーカー指定の純正品 モパー ATF+4を使用します。ちなみにこれ以前の車はATF+3でした。専用のレベルゲージと純正テスターのスタースキャンを使いATFのレベルを合わせた後、スタースキャンでTCM(トランスミッションのコントロールモジュール)が今回抜き取った古いATFで今まで学習してきたデータをリセットして作業完了です。 この作業はATF交換ごとに毎回行います。2005年モデルが発売されてから約2年半。今まで修理してきた車の中にはATFがほんの200cc漏れているだけで変速時のシフトショックや高速走行時のジャダーがでている車もありました。 そうなってからではトランスミッションごと積み替えるしか直す方法はないので、駐車場にオイルの跡がある方は一日も早く点検しましょう。兵庫県西宮市 アメリカ車専門店 アメリカ車の修理の事なら ノースパインツリー メカニック 出雲