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クライスラー 300Cのオイル漏れ修理

2007年03月19日


皆さんこんにちは。今回はクライスラー300CのATF漏れ修理です。
早速リフトで上げて漏れ箇所を点検します。


やっぱりいつものハーネスのソケット部分から漏れています。この部品は
メーカーから対策品が出てるので対策品に交換します。
写真で赤く見えるのがATFです。ハーネスを保護しているテープも漏れた
ATFのせいでボロボロ、しかもお客様自身が漏れ止めに挑戦されたのか
ソケットの周りはシーラーでベッタリ。このままではソケットすら外れません
し、ソケットの中には細かい銅の端子がたくさんあり、無理な力がかけられ
ない為、ソケットが軽い力で外れる様にシーラーをはがしてから丁寧にソケ
ットを外します。


写真左が外した古いソケット。 右が対策品のソケットです。
写真では分かりませんが、対策品は一回り大きくなってます。


ATFを抜いたついでにフィルターとオイルパンのガスケットを新品に交換し
た後ソケットを交換します。 この時点でボロボロになったハーネステープ
も綺麗な新品テープで巻き直してあります。

ATFはメーカー指定の純正品 モパー ATF+4を使用します。
ちなみにこれ以前の車はATF+3でした。

専用のレベルゲージと純正テスターのスタースキャンを使いATFのレベル
を合わせた後、スタースキャンでTCM(トランスミッションのコントロールモ
ジュール)が今回抜き取った古いATFで今まで学習してきたデータをリセッ
トして作業完了です。 この作業はATF交換ごとに毎回行います。

2005年モデルが発売されてから約2年半。今まで修理してきた車の中に
はATFがほんの200cc漏れているだけで変速時のシフトショックや高速走
行時のジャダーがでている車もありました。 そうなってからではトランスミッ
ションごと積み替えるしか直す方法はないので、駐車場にオイルの跡がある
方は一日も早く点検しましょう。


兵庫県西宮市
 アメリカ車専門店

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