故障ストーリー 第２章 夏はうちわ。
2009年01月28日
夏！といえば海！ 夏といえばアメ車！！yeah!
とアメ車乗りならだれもがハッピーになる時期です。
その季節は僕にとってはまさに地獄でした。
そのアストロで３回の夏を越えましたが、まともにエアコンが効いていた夏はありませんでした。
エアコンは中古並行車にとっては宿敵！特にアストロの中古並行はエスカレードやナビゲーターと違い、度が過ぎています。
３０万マイルオーバークラスがごろごろいます。そして普通の車でも修理が厄介なエアコンです。しっかりとした店で修理しないと痛い目に遭います。
中古並行のアストロのエアコンの恐ろしさを紹介します。
マイカー１号車は秋ごろの購入だったので、納車されてから半年以上が経った初めての夏でした。
「ＡＣコンプレッサー」定番ですね。ディーラー車や新車並行の車でも消耗すると交換が必要になります。アストロオーナーの方で経験された方は多いと思いますが、そのほとんどのお客様が「エアコンがなんかヌルイなあ〜」など、不具合が起きてから割と早期に整備されると思います。
何度も紹介していますが、車に対して何の知識もなかった僕は、今思えば少しぬるかったエアコンがアストロの普通なんだと思っていました。ぬるくても涼しくはなるし、通勤の時間は早朝出て、夜に帰ってくるという生活でしたから、エアコンも特に使わないし、窓を開けて走るのが気持ちよかったので気づきませんでした。
たまに乗せる友人も、「アストロってあんまりエアコン効かないんだね〜」なんて、今思えば笑ってしまうエピソードですが、まあみんなもそんなにたくさんの車を知らないし、アストロなんて乗る機会がないでしょうから仕方ありません。
少ない休日は自宅でしっかりと休むのがお決まりで、車でどこかに出かけることもなかったのですが、夏の昼間に出かけたときに思いました。
「これはぬるいなんてものじゃない！壊れているんじゃないか！？」
と初めて気付いた少年Ｈ。
平和な少年ですね。買ったお店に相談したところ・・・
「ガスが抜けてるんじゃないかな〜、足せばいいよ」
なんて簡単に言われたので、僕もそんなことで済むんだと思っていました。
ガスを足してもらいにお店に行って、ガスを足してもらい、また快調なアストロライフが始まったのですが・・・
寒い！
アメ車のエアコンは実はめちゃくちゃ効くんです。アメ車オーナーの方なら知っているとは思いますが、夏でも夜なんかエアコン全開にしようもんなら風邪引きます！
効かないよりはマシだと思いながらも、直ったアストロに満足していたのですが、４〜５日後。
またぬるい！
ガスを補充してからもそんなにエアコンを使用していなかったのですが、久しぶりに使うとぬるい、一度スイッチを切ってまたつけてもぬるい（無意味）
「どないなってんね〜ん！！」
もう一度車屋さんに見せたところ、どうもＡＣコンプレッサーが故障でした。請求はちゃっかり１４〜１５万だったかな？今思えば高かったような気もしますが、修理しました。
「もう大丈夫だよ」と言われ、僕も安心していました。
その後、快適な夏は過ぎ、秋、冬。
今度はとても寒い冬。
友人とドライブ中にいきなりブシュー！！っとボンネットから煙！
映画を見ているようでした。
なんの前兆もなくいきなり車がガクガクッとなったと思ったら、ブシューって見た目じゃなくて、本当にブシューっと音がして目の前は真白！
マジ焦りました。(;゜Д゜)
その時一瞬で水温計の針がＭＡＸに振り切ったのを覚えています。
とにかく車を道端に止めようと、端へ寄せると止まる直前に勝手にエンジンが止まりました。
車屋に電話するにも何が起きたか説明しないといけないので、ボンネットのレバーを引き、ボンネットを開けようと手を隙間に突っ込んだら
熱い！
マジ焦りました。(;゜Д゜)
熱くて開けれない。隙間からどんどん煙は出るし、燃えてるんじゃないか？と思いました。勇気を出して手をタオルでくるくる巻きにしてボンネットを開けたら、
もわ〜っと煙。 ？？？
というより蒸気でした。エンジンルームはなんかびちょびちょ。
マジ焦りました。(;゜Д゜)
どうしよ〜どうしよ〜って
マジ焦りました。(;゜Д゜)
しばらく放っておくと水温計も下がり、エンジンはかかるのですが、エアコンのスイッチを入れるとエンジンが止まる。
そうです。またＡＣコンプレッサー。
コンプレッサーが焼き付いて蒸気を出したのです。別の個所からまだガスが漏れていたのでしょう。ガスの少ない状態でずっと暖房を使い続けていたからコンプレッサーが焼き付いてしまったのです。暖房はガスが抜けていても温かい風がでますから気づきませんでした。結局次の春ぐらいにもう一度ＡＣコンプレッサーを交換しました。その時エアコンの配管が割れていて、そこから漏れていたんだと思います。配管は部分的にはパーツが出ず、ごっそり交換することになります。コンプレッサーと合わせて２０万円以上の請求でした。
二十歳の僕にはたまったものじゃありません。
給料も貯金もぶっとびでした。マジ焦りました。(;゜Д゜)
その翌年の夏もエアコンがぬるくなり、調べたところ今度はリアエアコンの配管が割れていました。ガスを足して、漏れながらでも・・・ってやってみたのですが、３日ももたなかったので修理はあきらめ、その夏はうちわで過ごしました。
結局４０万円弱の費用をかけて、その結果エアコン直らず。
マジ無駄使いしました。
中古並行のエアコンは侮れません。
ちょっと大げさに聞こえたかもしれませんが、実際の話です。ノンフィクションです！同じ中古並行でも個体差はありますし、僕のアストロはこうだっただけです。最初から適切な修理を受けていれば、コンプレッサーも１回の交換で済んでいましたし、何度も何度もガスを補充する必要もありませんでした。エアコン修理は難易度の高い整備で、専門の整備工場もあるぐらいです。ただ、アメ車の場合はアメ車の経験がないとなかなか難しいのも実状です。
当社でアストロを購入された方は安心してください。当社はアストロに限らずしっかりとした点検、修理をおこないます。大体そんな車は販売していませんので（＾＾）
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